チョーキング現象とは外壁を触った時に手に粉が付着する現象のことです。原因として多くは外壁の経年劣化でこのチョーキングが発生します。粉の正体は雨や日光により塗料の合成樹脂が分解され顔料が表面に現れたものです。稀に塗装不備により現れることもありますがしっかりと施工すれば起こることはありません。チョーキング現象を放置することによりカビやコケの原因になったり、下地や建物全体の寿命を早めてしまうことになります。この現象が現れた場合早めに専門業者の点検、調査を行うことをおすすめします。

クラックは塗膜の劣化や地震、台風などの影響で建物の揺れにより発生する事があります。また新築時の施工不良が原因で発生することもあります。
0.3mm以上のクラックを『構造クラック』と呼び建物の構造に影響を及ぼす可能性があります。建物の強度の低下や、クラックから雨水の侵入を許してしまい雨漏りの原因や外壁内部から劣化してしまう原因になってしまう可能性もあり緊急性が高い状態です。早めに専門業者の点検、調査を行うことをおすすめします。
0.3mm以下のひび割れを『ヘアクラック』と呼び髪の毛ほどの細いひび割れが外壁表面に現れることがあります。ヘアクラックは緊急性は低いですが早めに専門業者の点検、調査を行うことをおすすめします。

シーリング材は建物に使われる樹脂製の充填材です。建材の接着や建物隙間を埋めたりクラックの補修などにも使われることがあります。経年劣化や地震、台風の影響でひび割れや剥離が発生します。ひび割れや剥離が発生することで外壁材への雨水の侵入を許してしまい、雨漏りの原因にもなってしまいます。シーリング材は約10年に一度打ち替えが必要とされていますが、雨水の侵入を防ぎ住まいを長持ちさせるために約7年〜10年に一度専門業者の点検、調査を行うことをおすすめします。